色素沈着に働きかける!医療レーザー治療

美しい肌

色素沈着とは、過剰に分泌されたメラニン色素が表皮や真皮に残ってしまった状態のこと。

本来メラニン色素は肌を守る大切な存在なのですが、肌のターンオーバーが正常に行われないとそのまま残ってしまい、しかも消えにくくなってしまうことがあります。この色素沈着を改善する方法の一つが、美容皮膚科でのレーザー治療です。レーザーと聞くと脱毛のイメージが強いかもしれませんが、それ以外の美容目的でも広く使われています。
そもそもレーザー光線は、種類によって吸収される色が決まっています。レーザー光線を吸収した物質には熱が発生し、物質は壊れてしまうのです。そこでメラニン色素に反応するレーザー光線を肌に照射することで、黒くなった箇所を元の肌色に戻す効果が期待できます。

色素沈着に対する医療レーザー治療は高い効果を期待できる治療法ですが、全ての人が受けられる訳ではありません。例えば日焼けしている人や、これから日焼けをする予定の人。日焼けをしていると肌が黒くなっているため、レーザー光線がメラニン色素意外にも反応してしまいます。
医療レーザー治療は肌に少なからず刺激を与えるものです。ただでさえ皮膚がダメージを受けている日焼け状態に施術を行うと、肌へのダメージが大きくなりすぎてかえって肌トラブルが起こる原因になってしまいます。また、レーザー治療を受けたあと色素沈着が増えたように感じることもあります。これは一時的なものであることが多いので、慌てていじくり回さないことが大切です。
医師の指示をしっかりと聞いた上で経過を観察するようにしましょう。